脳テンキ

脳のフィルター

「感覚器をコントロールする」
日本人はだから英語が聞き取れない!?

さて皆様、聴覚はお持ちですか?
完全な聾者(全く聞こえない人)でなければ、ほとんどの人が持っているかと思われます。
(多少の良し悪しの差はあるでしょうが)

この聴覚、自分が聞こえてる音と、実際に鳴っている音に違いがあるのを知ってます?
自分の声を録音したテープ越しに聞いたことがある方は、この不思議な感覚を体験したことがあるかと思いますがいかがでしょ?
私が初めて聞いたときは「誰?」と思ったものです。
あれってとっても奇妙ですよねぇ?

厳密に言うと、自分の中で聞こえる声と、テープ越しに聞こえる声は空気の振動の兼ね合いも合って違って当たり前なのですが、ここで注目して欲しいのはテープ越しに聞こえる自分の声が拾いにくいということを認識してみて欲しいのです。

周りの雑音がやたら大きく聞こえませんか?

さて、皆さんに質問です。
次のうち現実に聞こえている音はどちらでしょう?

  • 自分が聞いている音
  • テープ越しに聞こえる音

ちっちっちっちぃ〜ん(古)
答えは「2」です。

なぜテープ越しに聞こえるあの騒音が、自分の耳を通して聞くと気にならないのでしょうか?

実は脳が働いているからなんですねぇ。
試しに、今聞こえる音をリストアップしてみましょう。

  1. キーボードを打つ音
  2. ハードディスクが動く音
  3. 隣の犬の鳴き声
  4. テレビの音

テープ越しだとさらにこんな音も加わります。

  1. 蛍光灯の音
  2. 置き時計の音
  3. 風の音

たまにテープ越しでなくても聞こえる音がありますが、その時はこんな風に思うのではないでしょうか?

  1. 蛍光灯の音→ そろそろ交換の時期か?
  2. 置き時計の音→ 安物買っちまったかなぁ?買い換えるか!
  3. 風の音→ 今日は風が強いなぁ〜上着持っていこ〜っと。
つまり、自分に関わりがある時は拾える音が、普段は聞こえていないのです。

しかも脳はとても賢く、日常生活で必要な音の周波数は特に良く拾ってくれます。
必要か不必要かは成長の過程で脳が判別していきます。
赤ちゃんは判別が出来ていない状態なので、まさに私たちがテープ越しで聞くような世界の中に居るわけです。
にもかかわらず、赤ちゃんはぐっすり寝れるんですねぇ。
素晴らしい。

生まれてからずっと日本で生活している人はずーっと日本語を聞いています。
日本語は約125ヘルツ〜1,500ヘルツで話すと言われていますから、この領域の周波数の聞き分けはきっちり出来るようになるわけです。
一方英語は約2,000ヘルツ〜1万2,000ヘルツで日本語よりも範囲が異なっています。
周波数が日本語に比べたら高いんですねぇ。
つまり日本人の脳は1,500ヘルツ以上は雑音としてとらえる為に英語が聞き取れないのです。
日本人が英語が上達しない理由に、こんな背景もあるんですねぇ。

じゃ〜一生聞き取れないかと言うとそうではなくて、日常生活で必要だと脳に認識させればいいのです。
つまり英語のヒヤリングを日常的に取り入れると言うことですね。
すると徐々に聞き取り能力が変わっていきます。
実際、海外で生活した(ほんの1年ですが)ことのある私が日本に帰ってきたばかりの頃、日本語が聞き取れませんでした。
それが日本語だと言うことは分かるのですが、言葉として聞き取れなかったのです。
(海外で英語だけの生活だった訳ではございません。日本語もバリバリ使ってました(笑))
恐らく海外で日本語を話した人と同じ周波数で話しかけてくれたら、なんの違和感もなかったかもしれません。
しばらく何度も聞き返すことが習慣になりつつありました。
特に自分の父親の声は聞きづらかったなぁ(笑)

そんな訳で、英語習得を目指しているあなた!
今日から英語のヒヤリング練習を始めてみてはいかがでしょう?

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